【講座】自己犠牲
2019.8.18
自己中心的な人って、嫌な感じがしますよね。
でも自己中心的な人って、本当に悪い人なのでしょうか?
これは言葉の解釈が難しいところなのですが、
例えば、自分の都合ばかりを考えて相手を振り回したり、迷惑をかけるような人は
人間関係としてはNGでしょう。
自分はWin-相手はLose
のパターンです。
では、自分のことを犠牲にし、他人を助けようとする人はどうでしょう?
一見、こういう人は他人のために、または社会のために貢献する
素晴らしい人に見えたりするものです。
しかし、この場合、早かれ遅かれ、力尽きてしまうでしょう。
自己犠牲の結果、自分自身が倒れてしまったらどうなるでしょう?
実は、そのことの方が社会にとって大きな損失です。
恋愛などでは特にそうではないでしょうか?
尽くしてくれる人は、どこか嬉しいものですが
もし恋愛の相手が自己犠牲的な人だったらどうでしょう?
あなたと会う度に、段々やつれていき、段々貧しくなって
だけどいつもプレゼントをくれる・・・
それはそれで、心苦しくなって離れたくなってくるのではないでしょうか?
自分がLose-相手がWin
のパターンですね。
過度な自己犠牲からの貢献は、相手を幸せにすることはできません。
人は基本的に相手を幸せにしたいものなのです。
なのに自己犠牲的な人は相手から見ると、幸せになっているように見えません。
そのことを心苦しく思うのです。
幸せは自分を中心に置いて感じるものです。
他人の幸せ=私の幸せ
ではありません。
もし、そうなってしまうと、幸せは他人からしか作ることができなくなってしまいます。
また、そもそも幸せというものは、
自分が作っていく主体的なものです。
自分がしんどくなってしまうような自己犠牲は
決して自分も相手も幸せにするものではありません。
自分もWin-相手もWin
だからこそ、人との関係はうまくいくのです。
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