【講座】嫌なら辞めてもいい
2019.7.25
ここ最近、マスコミを賑わせているY本興業の話題。
問題点は多々あり、みなさんも賛否両論色々感じていることがあろうかと思います。
この話題の中で、当事者ではないY本興業の芸人さんがチラチラと事務所批判をされています。
本当の事情がどうかは分かりませんので、この件のこととは言いませんが、
この手の批判があるときに思うことが
『嫌ならやめればいいのに・・・』
です。
事業や人生の様々な判断の場面で大切なのは
『WIN-WIN』
というのが基本です。
機械づくりにおいても、相手が損する機械も作りませんし、
かといって自社がマイナスになる案件も、やはりお引き受けしかねます。
お引き受けする案件は、どれも全て有り難い案件なのです。
もし、自分がWIN(+)で、相手がLOSE(-)の場合、
自分は得だけど、相手には得の無いケースです。
例えば、ある商品やサービスをメチャメチャ安く、または無償で提供してもらえるときですが、
その関係性では、早かれ遅かれ相手の方が苦しくなり、その関係性を長くは継続できません。
なので、この場合、相手に何かそこに魂胆がある方が、長く健全な関係性を築けたりするのです。
まあ、そもそも魂胆があれば『WIN-WIN』ですが。
また、この関係性で起こりやすい出来事ですが、
自分の方から相手に、何か一つでも要望を伝えたとき、
相手の方がその条件で提供することが困難となり、拒絶するでしょう。
そうなると、こちらとしても満足感が得られず、良い関係性では無くなってしまう可能性が高いのです。
もちろん、私がLOSE(-)で、相手がWIN(+)の場合、
自分が犠牲を払ってでも、相手に与えるケースです。
このケースは自らの親切心で行なっているので、気持ち的な満足度が高くなることも多いのですが
結果的には、あまり良くないことが多いものです。
この場合、起こりやすいのが
相手から、さらに何かを求められたとき
『○○○してあげているのに』
という不満の感情が表れやすいものです。
結果的に、自分が感じる負担が増し、
その関係性を長く継続することが困難になってきます。
そうなると長く良い関係性を継続するのに欠かせないのが
『WIN-WIN』
という関係性です。
もし、
『WIN-WIN』
の関係性が築けそうにないのなら
『NO DEAL』(契約しない)
ことが、双方の利益につながる最善な選択です。
自分か相手のどちらかが犠牲を払う関係は、
間違いなく、長い継続が出来ません。
そうであるならば、
『やめておく』
という選択が賢明なのです。
そしてその選択肢は、いつでも自分にあるはずなのです。
Y本興業の当事者ではない芸人さん達は、
事務所を批判しつつも事務所を辞めない、または辞める覚悟すらないのは、
その不満を差し引いても
『WIN-WIN』
ということなのでしょうね。
だとすると、事務所がこの不満を解決してしまうと
芸人さんに対して
『WIN過ぎ!』
な関係性になってしまうのでしょうか?
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