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【講座】模倣という価値
2019.8.29

事業の立ち上げ時は、素早く立ち上げることも重要なポイントです。

立ち上げにかかる時間が掛かれば掛かるほど、資金や労力が掛かります。

立ち上げをなるべく素早く行う手法として「模倣」があります。

「模倣」という言葉は、あまり心地よい響きではないかもしれません。

しかし、「模倣」には大いなるメリットが存在します。

世間ではこの戦略を「TTPM戦略」(徹底的にパクりまくる戦略)と言います。

 

まずメリットの一つとして、「模倣」による認知度の向上があります。

既存のビジネスを模倣するということは、ターゲット層対して、

そのビジネスモデル自体を一から認知してもらう必要がありません。

これは、非常に大きなメリットです。

世の中の誰にも認知されていない新しいビジネスを、世の中に知ってもらうには

結構な時間や労力、資金などが必要です。

 

例えば

【認知されているビジネス】

そば屋、花屋、弁当屋、不動産屋、スーパーマーケットなど

 

これらの事業は、聞いただけでどのような事業かイメージが可能ですよね。

 

逆にあまり認知がされていないビジネスとして、

重量屋、機会屋、製缶屋、シカル屋など

 

実はこれらは、製造業の業態の種類なのですが、一般的には何屋さんか分かりませんよね。

自虐的にウチも含まれていますが・・・

 

模倣することにより、模倣しない新たな事業と比較すると

これら認知にかかるコストは、うんと下げることが可能です。

 

次に「模倣」により、売れる基準が分かりやすくなります。

新規事業では、「事前に想定するレベルで本当に売れるのか」を検証するための

テストマーケティングにかなりの労力を要することがあります。

しかし模倣することで、既存の売れているものより、何かしらの面で

レベルを上回れば、売れる確率が高いでしょう。

もしかすると上回らなくとも、同じ水準なら売れる可能性が高いでしょう。

目標設定が非常に楽になります。

 

さらに「模倣」する対象は、それなりに成功事例です。

「代理体験」とも言いますが、目標としたいモデルがいることで

現実的にゴールのイメージが湧きやすくなります。

 

もちろん、「模倣」には競争にさらされるデメリットも存在します。

しかし、競争になる前から蚊帳の外になってしまうなら、

「模倣」の活用を検討してみると良いかもしれませんね。

 

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