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【講座】時代の変化
2019.11.19

私が子供の頃、父は鉄工所を経営してました。

この頃、日本は高度成長期と呼ばれる時代で、「東洋の奇跡」(英語では「Japanese miracle」)と言われていました。

 

この時代に創業した父は、今の時代のビジネスは理解しがたいものでしょう。

当時は、マーケティングにおける背景は現在とは大きく異なります。

まず、プロモーションをする上で、基本はアナログです。

 

テレビCM、ラジオCM、折込広告、口コミなどが主流の時代です。

その中で、テレビやラジオなどの媒体は料金が高く、中小零細企業では、とても利用できるものではありませんでした。

また、折込広告の価格も業者の言い値で、適正価格などないに等しい環境でした。

 

私たちのような機械製造のメーカーのプロモーションは、口コミがメインでした。

当時では、税理士や弁護士と言った先生方も、口コミや紹介で集客することが主流でした。

 

ということは、一度顧客をつかむと、その紹介を得ることで顧客が増えていく流れでした。

当時は、顧客を獲得すれば当面安泰となる構図でした。

 

逆に起業する上では、いかに顧客をつかんでから独立するかが大切な環境でした。

 

しかし、現代は大きく環境が異なります。

口コミや紹介の効果は、今でも有効な手段の一つです。

しかし当時と比べ、格段にプロモーションが容易な環境です。

 

一度、顧客と契約しても、WEBを調べれば競合相手や代替手段の情報はすぐに出てきます。

そして、それらの情報をすぐに調べ、SNSなどを通じてコンタクトが容易に取れるのです。

 

顧客は当時と比較し、圧倒的に情報を持っています。

粗悪なビジネスは、あっという間に情報が広まり破綻してしまいます。

 

当時は、粗悪な商品でもコネや紹介で無理やりねじ込めたものです。

しかし現代は、良いものだから売れるではなく、良くないと売れない時代です。

 

いかに情報を発信するかは、現代の世の中で事業を行う上で、大変重要なことなのです。

その発信の際に、自社の魅力がどれほど顧客の価値につながるのか?

それを知ることは大切なことです。

 

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