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【講座】ストレスは必要?
2019.10.14

ストレスと聞くと、健康を害する悪玉として扱われます。

精神的な苦痛となったり、実際には肉体的な病の原因にもなる場合があります。

極度なストレスは避けなければなりませんし、適度なストレス解消法を持つことは健全な状況を維持する上で大切なことでしょう。

 

しかし、ストレスは無ければ無いで、苦痛を感じる場合があるのです。

何の問題も起こらず、誰からも何の依頼もなく、解決すべきこともない、

そんな状態は基本的に「退屈」と感じるものなのです。

 

先日、妻の父、つまり義父が亡くなったのですが、亡くなる前の数年間、認知症に悩まされていました。

仕事も引退し、年金で暮らし、友達が少なく、たまに釣りに行くのが趣味な人でした。

しかし、その生活の中で客観的に感じるのが、あまりにもストレスのない「退屈」なものだったのかなと思います。

 

最近、年老いていく両親などを見ていると、適度なストレスが必要なんだろうなと思います。

特に、老いによる認知症には有効なんだろうと感じます。

 

ストレスの無い平和な生活というのは、ストレスが全くないものとは異なるのでしょう。

ストレスフルな生活ならば、ストレスから解放される時間は必要でしょう。

しかし、ストレスの無い状態が永遠に続くと、それは苦痛なのです。

 

そもそも適度なストレスの快適さを知っているから、スポーツや芸術的なことに取り組んだりするのでしょう。

仕事も、クライアントからの無理難題のご相談などがあるから、その解決にエネルギーを注げるのです。

 

もし解決すべき問題が何もなく、悩みもない状態は、とても「退屈」な状態と感じるかもしれません。

問題や課題があるということは、案外幸せなことなのでしょう。

 

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