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【講座】機械は必ず壊れる!?
2019.6.22

機械を作るとき、壊れにくい機械を作ることは非常に大切です。

お客様の利益にも直結するものなので、頻繁に壊れる機械は、それだけでも損失を生み出し続ける場合があります。

 

では、機械を作るとき、

「壊れない機械を作るのか?」

というと答えは、「No」です。

 

ときにお客様には大きな声では言えませんが、機械は必ず壊れる前提で作られます。

しかも性能として問題のない機械でも必ず壊れます。

 

機械が自然と壊れる要因として、

1.磨耗

2.経年劣化

3.疲労破壊

こういったものが挙げられます。

 

例えば歯車やチェーン、ベアリングといった動く部品は、必ず使用していくと磨耗が起こります。

磨耗すると、その部品は、本来機能すべきものが機能しなくなってしまいます。

 

また、ゴムや木材など長時間放置していると劣化して自然と壊れてしまうものもあります。

家庭でも輪ゴムなどは、自然と劣化して使えなくなってしまいますよね。

 

そして、機械のあらゆる部品は、繰り返し力を加えることで折れたり、破損したりします。

私たちも体を酷使したりすると、疲労骨折を起こしたりしますよね。

 

先日、わたしも久しぶりに体を休めて休暇をとったときに、あばら骨が折れていたことに驚きました。

知らないうちに折れてたりするものですね。

機械も体も無理は禁物です。

 

いずれにせよ、機械は壊れるものを前提にすることで、メンテナンスのしやすい機械になります。

そこに商機を見つけたのが、ゼロックスというコピーメーカーです。

壊れない機械作りではなく、壊れる前提で、紙つまりや、破損などの故障を表示する機能を採用することで

お客様の心を掴んだ、画期的な発想ですね。

 

【産業機械・生産設備・省力機械・搬送装置・ロボット】

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