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【講座】みな「善良」である
2019.7.14

組織のマネジメントや、普段の人間関係を見てみると様々な人間模様があります。

特に会社の中の

『組織の壁』

は、しばしば経営者を悩ませる種となります。

 

「お前たちの部署は楽でいいよな」

「何でこれぐらいのことが、そっちの部署でできないんだ」

「どうせいつも暇そうじゃないか」

 

組織に属する方々は、よくこんな言葉を口にすることがあります。

経営者からすると

「何を馬鹿なことを言っているんだ」

と思うかもしれません。

 

そして、

「どうしてこんなことぐらい分からないんだろう」

という経営者も多いことでしょう。

 

しかし、これは当然と言えば当然起こり得ることなのです。

社員には基本的には「分からない」のです。

 

少し感覚的なものですが

「親の心、子知らず」

という感覚が近いかもしれません。

どれほど濃密なコミュニケーションをとっても、立場の違う相手のことを理解することは

大変困難なことなのです。

正直、お恥ずかしながら、私も未だに子どもの気持ちが分かりません。

 

組織の場合、お互い負っている責任も違えば、役割も違います。

専門知識も全く違うことも多いです。

本来、その立場の異なる相手の気持ちを理解することは

「困難である」

と認識しておいたほうが無難でしょう。

 

では、どうすれば円滑な関係性を気付けるのでしょうか?

このときの大切な考え方が

「人はそもそも善良である」

というものです。

 

組織に属する人間も、もちろん経営者も、

みな「善良」なのです。

はっきりいうと『性善説』です。

 

組織の中で動く人達は、その人にとって『良かれ』と思って動く活動ばかりなのです。

逆に

「組織を駄目にしてやろう」

なんて思う人はいない、と考えた方が自然なことでしょう。

そんな悪魔やショッカーのような悪人はいない、ということです。

(ちょっとネタが古かったか・・・)

 

組織の人々はみんな、その人の目線で見たときに

「良い」

と思う方向に活動しているのです。

 

これを前提に考えると、組織の人々はお互い

相手のことを勘違いをしていたり

断片的な情報の中で思い違いをしていたり

相手の価値観を理解していなかったり

しているだけなのです。

 

組織のマネジメントをする方にとって

その組織がうまく機能していない、と思える組織は

それぞれの人が悪い活動を行っている訳ではなく、

それぞれの人が『勘違い』『思い違い』をしているだけなのです。

 

このことに気付かせることが

組織のマネジメントで重要なことでしょう。

 

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